【うたプリ AASSL】聖川真斗ルート感想
聖川真斗ルート感想
前作感想記事はこちら
さて、聖川真斗さんです。
前作、交際1ヶ月でプロポーズを受け、歌で全てをうやむやにしたところで話が終わっていたが今作は卒業オーディション後にパパ上が部屋を訪ねてくるところから話は始まる。
うやむやにしたはずだったのにうやむやになっていなかったようだ。
というか、今作は前作のアフターストーリーの流れは完全に無視していくスタンスらしい。本編大恋愛ルート直後という設定っぽい。
もう起きていますお父様!!!!
というわけで聖川ルートでは
『1ヶ月で親族を納得させるに足る曲を作り、親族全員にアイドル活動を認めさせる』
というのをゴールに据えて二人で曲を作っていく...というのが話の大筋になる。ちなみに親族が一人でも納得しなければアイドルをやめて家を継がなければならない。
初めは順調に曲作りを進める二人であったが、仕事の依頼が入り真斗は一週間京都へ行くことに。
アニメ2期でも時代劇に出てたけど彼、時代劇しか仕事きてないのでは??大丈夫か??
しかしゲームの聖川氏は全く慎ましくない非童貞であるが故に、抱擁の演技ができず滝に打たれにいったりはしない。場数が違うのだ。これが彼女持ちの余裕である。
たった一週間でなにを大げさな.....と思ったのだが、付き合い始めのカップルなんてそんなものなのかもしれない。なんとも微笑ましい。
こうして真斗は後ろ髪をひかれつつも京都に行くのだが、毎分メールのやり取りをし、毎晩電話をし...とそれはもうマメに主人公に連絡をいれてくる。仕事しろ。
おまけに音也や那月に「俺がいない間彼女を気にかけてやってくれ」、と連絡をいれておく過保護っぷりである。
この男、面倒くさすぎる 。
おめー自分で友達に頼んだんだろーがwwwwwww
特に音也に対しての嫉妬がハンパないのだが、音也元来の距離の近さや図々しさなんて学園時代嫌ってほど見てきたはずなのにこの男は今更何を.....それなら翔くんとかに頼めばよくない....??? と私が疑問符を並べまくっていたところに事件は起きた。
わざわざ説明しなくてもお分かりだと思うが、 シャイニング早乙女が飛び込む部屋を間違えたというだけのよくある日常である。
しかし、偶然真斗と通話中であった上にこの衝撃で主人公の携帯が壊れてしまう。なにかがあったと勘違いした(十分大ごとな気はする)真斗は夜通し車を走らせて京都から主人公の元へと帰ってくる。これが財閥の力だ。
真斗は、主人公の部屋は吹きさらしになってしまっているために自室(隣の部屋です)で寝かせてあげようとする。気配りのできるいい男だ。
...心中さえ知らなければいい男で終わるところなのだが、今作のメモリアルは全てをぶち壊す破壊力のある心中吐露コーナーとなっている。「俺の熱いハートは爆発寸前」面白すぎる。
そんな面白ムッツリ聖川氏であるが
そうなんですよ、この人こう見えて財閥の嫡男なので婚約者とかいるんですよ...
結局、婚約者側にも好きな人がいるため相手側も婚約解消に対しては前向きであるという話だった。私がもし婚約者なら相手が真斗だと判明した時点でとりあえずホテルに連れ込み既成事実を作った上で週刊誌に自分でネタを売る。そして親に泣きつき真斗の実家に直訴しにいく。
とはいえ、いくら当事者両人が婚約解消に前向きだとはいっても結局は家の問題である。親族に根回しをしていたことなどがバレた真斗は父親からキレられるも華麗に逆ギレをし返す。
何度でも言うが、この時点で交際3ヶ月程度である。
どう考えても初恋に浮かされ血迷っている息子を諌めようとしているパパの判断は正しいように感じる。
そして父親は初めの
『1ヶ月で親族を納得させるに足る曲を作り、親族全員にアイドル活動を認めさせる』
に交際をも認めさせなければならないという条件を追加してきた。
こうして二人は今まで以上に曲作りに励むことになるのだが、それだけでは不安だったのか真斗は親戚への根回し回りを始める。マジで仕事してくれ。
なぜか親戚回りの方を優先し始めた真斗に、なかなか会えない時間が続いた主人公はスランプに陥ってしまう。そう、愛が足りなくちゃ歌えないからだ。(音也談)
そしてこの主人公は学園時代からそれはもうよく倒れる。ストレス耐性0。というわけで今回もしっかり過労で倒れてしまう。
真斗曰く、過労高熱脱水症状の3コンボであと少し発見が遅ければ死んでいたらしい。マジ?
なんですぐそういうこと言うの!?(泣)
この男、学園時代から結婚すると啖呵切ったり別れを一方的に告げて失踪したりとやりたい放題である。この展開、交際3ヶ月にして既に二度目だ。
これに振り回される主人公、たまったもんじゃねえと気合いで曲を完成させ真斗の元へと直接持っていくことに。例のごとく失踪芸をかましているので、実家に行く羽目になるが実家が森の中にある(?)らしく(?)方向音痴に定評のある主人公は遭難してしまう(!?!?!?)
全くもって意味不明な展開に既に笑いを禁じ得ない。飲み水も尽きた、とか言ってるしマジの遭難でマジでウケてた。
いや、どんな家???wwww
死にかける主人公!最後に聴きたいのはやっぱり彼の声........
「バラバラバラバラバラバラバラ.......」
これは...なんの音....
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あ、ア、あ、愛のヘリだあああ!!wwwwwwwww
聖川ルートクライマックス!!!!!!
愛のヘリで迎えにきた!!!!!!!!
もうここが面白すぎて正直これ以降の展開は全く頭に入ってこなかった。
どうでもいいけど跡部景吾といい財閥の御曹司はヘリを飛ばすことをステータスとしなければならない決まりでもあるのか?MUSIC2の特典CDのプリトークにて、真斗がレンに対し移動手段を聞くシーンがあるのだが「ヘリかジェットかサブマリンか?」つってた。
サブマリンて。横浜バカにすんな。
そしてやっぱり秒速手のひら返しをキメてきた聖川氏。
この展開も二度目だ。
こうして無事愛のヘリで救出された二人は愛を確かめ合い復縁することができましたとさ、めでたしめでたし。はい。
なにもめでたくない顔をしている私をよそに話は進む。
愛を取り戻した二人は曲を完成させ、ついに来たる親族会議で新曲BLUE×PRISM HEARTを披露することとなる。会場は拍手喝采、父親を含めた親族全員にアイドル活動と交際を認めてもらい、母親に背中を押されるまでに至った。
そして真斗の芸能活動を後押ししてくれていた祖父の墓参りに二人で足を運んだ帰り、
海でデートをしたり
温泉旅館で一泊したりすることになった。
マジで心中どうしようもないな。
そして結局興奮がおさまらなかったのだろう。
言い訳不可能なほどに一発ぶちかまし、聖川ルートも無事SEX ENDを迎えた。
製作陣、絶対にヘリ出したかっただけだろ。
というヘリありきのストーリーだった(嘘)
とはいえ、終始主人公を思いやった上での行動に相変わらずの愛の重さなど真斗の誠実さや実直さが詰め込まれている良いシナリオに仕上がっていたように思う。
最後に挿入曲、BLUE×PRISM HEART について
視聴部分にも問題の歌詞があるので絶対にみんな再生しような。
You're my sunshine 愛のヘリで迎えにいく
wwwwwwwwwwはい
ヤーマサンシャインッ!!
ファンの間ではダムソングに次いでヘリソングとして親しまれている。
ちなみにこの曲のレコーディング当初、まだタイトルが決まっていなかったためタイトル案を出して欲しいと言われた鈴村健一は「ラブローター」(ヘリのプロペラをローターと呼ぶ)という案を出したものの採用されなかったらしい。
ど下ネタである。
ヘリ以外にもこの曲にはAAストーリーを汲んだ歌詞が多く散見される。
お前の夢が 二人の夢に変わってた
Have the Dream そうお前は
You're my Dream 俺の全てなんだ forever
作中、親族会議前に真斗は「お前の作り出した夢がいつしかふたりの夢になった。お前こそ俺の全て」と主人公に告げる。
世界がどうなろうと お前がいればそれでいい
with you!
これもそのまま作中セリフとしてある。
こんなこと言われるとか女冥利に尽きないか。。。
そうさ生まれ変わってもまたお前を見つけ出す
きっと…
ここは時代劇に出た際、メールで似たようなことを言われたりした。直接言われるのでもだいぶ面白いのに文面にしたためてしまったが最後黒歴史確定ルートだが大丈夫だろうか?
転生しようが離してくれる気が一切ない。
このように全体的に激重い歌詞が続くのだが、全体的に激重い感情をぶつけ続けられるゲーム本編なので聖川ルートのテーマソングとしてこれ以上のものはないだろう。
真斗のキャラクターソングはしっとりとしたバラード調のものが多いのだが、珍しくアップテンポな、それでいて真斗の得意楽器であるピアノサウンドが全面的に押し出されたかなり爽やかな曲調に仕上がっている。
私としてもお気に入りの一曲なので是非聴いてみてほしい。(宣伝)
おまけ
頭の病院を紹介してあげてください。